しかし、ホームページ制作の費用相場はどのくらいなのでしょうか?
制作会社に依頼するのかフリーランスに依頼するのかによって費用はピンキリです。
この記事では、ホームページ制作の費用相場や予算設定のポイント、制作会社を選ぶ際のポイントについて解説します。
1. ホームページ制作の費用相場を知る
ホームページ制作の相場は、デザインや機能、制作会社によって大きく異なります。
一般的に、相場感は以下のようになっています。
テンプレートを使用した簡単なホームページ:5万円~20万円
ページ数でいうと5〜10ページ程度で簡単なお知らせの更新機能とお問い合わせフォームがついているような簡易的なページです。
デザインも基本的にはテンプレートになるため独自性を出すことは難しいでしょう。
また、基本的にはランサーズやクラウドワークスなどを通してフリーランスに依頼することになるかと思いますが、その場合デザイン作成とコーディングをひとりで対応することになるため、納品までのスピードは2週間〜1ヶ月程度と早いでしょう。
できるだけ費用を抑えて、形だけのホームページを早く作りたい方には最適といえます。
オリジナルデザインである程度の機能が実装されている中小企業向けホームページ:30万円~200万円
5〜20ページ程度の中規模サイトのホームページ制作の費用感です。
この辺りになると、ホームページ制作にデザイナー、ディレクター、プログラマー、Webマーケターなど複数の職種の人間が制作に携わることになるため、その分費用は高くなります。
ディレクターとWebマーケターが制作の前段階からSEOや集客チャネルを意識した競合調査やコンテンツ設計、運用サポートをサービスとして展開している制作会社が多くなるため、ホームページを活用したWeb集客を期待することができます。
しっかりとホームページを通して集客・売上向上、採用の応募獲得などを狙っているのであればこのくらいの費用感のホームページ制作会社を検討するとよいでしょう。
大企業向けの高度な機能を持つホームページ:200万円~
20ページ以上もしくはECサイトなど複雑なプログラムが入っている大規模なサイトの費用感です。
オリジナルデザインは当然としてUI/UXデザイン、より高度なレベルでのWebマーケティングのアドバイスやGoogle AnalyticsやSearch Consoleなどを活用した分析・改善提案などを期待できます。
それなりの費用をホームページの制作に充てることができ、成果を出すことが求められる場合はこのくらいの費用感の制作会社に依頼すると良いでしょう。
これらの相場はあくまで目安であり、実際のホームページ制作費用はプロジェクトの規模や要件によって変動しますので、あくまでも参考までに留めてください。
2. ホームページ制作費用の内訳
ホームページ制作の費用相場を理解するためには、ホームページを依頼する際にどのような費用が発生するのか内訳を把握することが重要です。
主な費用の内訳は以下の通りです。
デザイン作成費用
デザイン作成費用は、ホームページの見た目やデザインの制作に関わる費用です。
オリジナルデザインを依頼する場合や、高度なデザインが必要な場合は費用が高くなりますが一方でテンプレートを使用する場合は、デザイン費用が抑えることができます。
コーディング費用
コーディング費用は、デザイナーが作成したデザインを実際のウェブページに反映させる作業にかかる費用です。
ページリンクの設定やWebサイト自体に動きをつける作業などもコーディングに含まれます。
ページ数が多い場合や、レスポンシブデザイン(デバイスによってレイアウトが自動調整されるデザイン)の対応が必要な場合は、コーディング費用が高くなります。
CMS導入費用
CMS(Content Management System)とは、ウェブサイトのコンテンツを簡単に管理・更新できるシステムです。
WordPressやDrupalなどのCMSを導入する場合には、サーバーへのインストール作業や各種設定などの導入費用が発生します。
CMSは導入することで、運用時に自分たちでコンテンツ更新するのが容易になるためほとんどのホームページで導入されるシステムです。
ドメイン・サーバー費用
ドメインは、ウェブサイトのアドレス(URL)になる部分で、サーバーはウェブサイトのデータを保存・配信するための場所です。
独自ドメイン(例:yourcompany.com)を取得したり、有料のサーバーを利用する場合には、ドメイン・サーバー費用がかかります。
その他にもhtppsにするためにはSSL証明を取得する必要があるため、種類によっては費用が発生します。
機能追加・カスタマイズ費用
特定の機能やカスタマイズが必要な場合、それに伴う作業費用が発生します。
例えば、ECサイト機能、会員制サイト機能、予約システム、マルチリンガル対応などが該当します。
こちらは制作に入る前の仕様設計の段階でしっかりと確認をしておかないとホームページ制作の中でどんどん追加費用となってしまい、結果的に当初の見積もりよりも高額の費用を請求される場合があるので注意が必要です。
制作会社がプロジェクト管理やコンサルティングを行う場合には、その費用が発生することがあります。
プロジェクト管理・コンサルティング費用
これには、ホームページ制作に限らずホームページを中心としたWebマーケティング全般の提案やアドバイス、プロジェクトの進行管理、クライアントとのコミュニケーションなどが含まれます。
制作全体の進行管理であるディレクション費用もこちらに含まれます。
3. 予算設定のポイント
ここまででホームページ制作の相場を解説しました。
ホームページ制作の費用感を把握した上で、予算設定を行う際のポイントをご紹介します。
目的とターゲットを明確にする
大前提としてあたらしく作るホームページの役割が集客なのかブランディングなのか採用なのかなど目的を明確にしましょう。
その他にホームページを見てもらいたいターゲットを明確にすることで、設定した目的とターゲットから逆算してデザインの方向性や必要なシステム機能などを洗い出すことができるので、どこに予算を費やすべきなのかが明白になります。
競合相手のホームページを調査する
競合企業のホームページも調査が必要です。
例えば新しく作る自社のホームページをSEOで上位表示にしたいと考えた場合、現在上位表示されているホームページ全てが30ページ以上の大規模サイトばかりだと、自分たちのサイトもそれらに対抗できる規模のサイトを用意することが必要になりますし、SEOの専門家にも入ってアドバイスを受ける必要が出てきます。
このように競合を調べることで自分たちの目的を達成するためにはどのくらいの予算が必要になるかを測ることができます。
長期的な運用コストを考慮する
ホームページは制作費だけでなく、運用していくなかでもランニングコストがかかります。
ドメインやサーバー費用、定期的なメンテナンス費用、コンテンツ更新費用など、長期的な運用コストを予算に含めることが重要です。
そのため、Webマーケットでは約半年間くらいのご予算をヒアリングして、そのうえでホームページ制作費用と制作後の運用費用の観点からプランをご提案いたします。
4. ホームページ制作会社の選び方
ホームページ制作の相場と予算設定が完了したら、次にホームページ制作会社を見つけましょう。
しかし、はじめてホームページを依頼する場合、どのような制作会社に依頼すれば良いのかわからないという声を多く聞きます。
ホームページの制作を依頼する際には以下のポイントを押さえるようにしてください。
実績を確認する
制作会社ホームページがある場合、過去の実績やポートフォリオを掲載しているところが多いです。
実際にどのようなデザインや機能を実装したホームページを制作できるのかという点を確認し、自社のニーズに合った制作会社を選びましょう。
コミュニケーションが取りやすいかどうか
依頼する前の段階で判断することが難しいかもしれませんが、問い合わせした時点からのレスポンスや返信内容などを意識して確認してみましょう。
メールなどのやり取りの中で本当に貴社のことを考えてくれているのかどうかは見えてくるかと思います。
ホームページ制作は長期間にわたるプロジェクトなので、コミュニケーションが取りやすい制作会社を選ぶことが後々になって響いてくるケースが多いです。
アフターサポートの充実度
制作だけでなく制作後のサポートをどこまで対応してくれるのかアフターサポートの範囲を確認しておきましょう。
ホームページ制作後のサポートが充実している制作会社を選ぶことで、トラブルや更新作業に柔軟に対応してもらえます。
5. まとめ
今回はホームページ制作の費用相場から、制作会社の選び方まで解説していきました。
制作費用は制作する機能やページ数によってによって大きく異なります。
ホームページ制作の目的やターゲットを明確にし、予算設定や制作会社選びを行いましょう。
Webマーケットではホームページ制作も承っておりますが、Webについてそこまで明るくないお客様と制作会社の間に入って制作をスムーズに進めるためのWeb代行サービスも提供しております。
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